豪雨のHK5000
5000系のHM掲出も残すところ1日。色々忙しくなかなか夕方の特急を撮れる機会に恵まれなかったが、最後の平日となった今日ついにそのチャンスが訪れる。K1803とK1805に連続で5000が充当。さらに西の空から真っ赤の雲が。これは豪雨の特急の姿を撮れる最初で最後のチャンス。
雨雲レーダーの予測を見て、屋根のあることや速度などを加味し夙川が最も良いと判断。同業があまりいないことを祈りつつ車内から確認するとなんと1人しかいない!即座に下車。
しかし、なかなか雨脚が強くならない。気付けばもう特急は西北停車中。焦りで落ち着かなくなってくる。が、電光掲示板が西北~夙川間走行を示した次の瞬間ついにその時が訪れる。
「キタキタキタキタァ!!」
空気全体を揺らすような轟音ともにやってきた念願の土砂降り。思わず叫ぶ。そしてその雨脚のまま、50周年のヘッドマークを誇らしげに掲げた5000Fの特急が滝のようなシャワーを切り裂くがごとく全点灯で滑りこんできた。
APS-C機にとってしてみればほぼ限界のような状況下だったが、この写真を撮るのを可能にしたのは間違いなく70-200VR2の素晴らしい性能による。
18時半、豪雨の最悪の露出条件のもとISO1600、1/500でシャッターを切れるのは2.8の明るさならでは。みんな買おうね。